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フィールドレコーディングレポート Vol.3 しまなみ海道

ゲームの効果音制作を中心に行っている㈱Studio10 では、現存する自然音を専用の機材で収録し、ゲーム会社様を中心にご提供させて頂いております。

このような自然音を録音することを、

『フィールドレコーディング』 or 『野外録音』

と言いますが、この記事ではしまなみ海道近辺で行ったフィールドレコーディングのレポートとなります。

 


●しまなみ海道ってどこにあるの?

しまなみ海道は、広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ自動車専用道路です。

瀬戸内海に浮かぶ島々を橋でつないでおり、全長は約60kmです。

地図的には、↓の円の中が該当しており、別名、『サイクリストの聖地』となります。

 

しまなみ海道へのアクセス(東京駅からの場合)
①東京駅 → 福山駅      新幹線
②福山駅 → 尾道駅      山陽本線

鉄道だと、↑が最短のようです。

ただ、新幹線の駅で新尾道という駅があり、そこからバスなりタクシーで尾道へ行くのもありですね。

車の場合、東京駅をスタートとし尾道駅をゴールとすると、およそ9時間30分での到着となります。

ちなみに、私は車で現地まで移動しましたが、一日で走り切る自信はなかったので、滋賀で一泊しました・・・。

 


●どのような環境音が収録できるのか?

今回収録した島は向島と因島で、メインは波の音となります。

小さめの島の集まりのため、川や滝はそれほどありません。

ちなみに、それぞれの島での録音場所の様子は↓のようになります。

まずは、向島。

次に因島。

なお、特に冬場は風が強いため、木々の揺れる音の収録は可能です。

また、自然音ではありませんが、船のエンジン音は簡単に録音できます。

特に尾道は船で運河を渡ることが一般的なようで、通勤や通学で船に乗っている地元の方々を見かけました。

(収録したエンジン音を商用で利用する場合は、事前に許可を取って下さいね)

 


●使用機材について

今回は、Tascam のPortacaputure X8 というフィールドレコーダーで録音しました。

移動が自転車なのでメイン機材である SONYのECM-100U だと負担が大きい、かつセッティングに時間がかかるため、今回はフィールドレコーダー1台のみとしました。

↓のようなシンプルなスタイルです(撮影場所は因島)。

 


●どのような音が録音できるのか?

今回は波の音を録音してきました。

当日は天気がよかったものの、向島は風が強く、逆に因島はほぼ無風。

そして、午後からはかなり風が強くなり、軽く雪も降りだすという状態。

自然は気まぐれですね・・・。

それはともかく、↓がほぼ無風だった因島での音源になるので、是非ご視聴ください!

 


●聖地巡礼??

広島の尾道というと、とあるゲームをやり込んだ方はピンとくると思います。

そう。あの名作ゲーム、

『龍が如く6』

の舞台が尾道なのです。

というわけで、尾道の写真も色々と撮影してきました。

懐かしい風景ですね。

 


今回、車+ロードバイクでフィールドレコーディングを敢行しましたが、この組み合わせはアリですね。

徒歩だと移動範囲が限定されてしまい、車だと良さそうな場所を見逃してしまう・・・。

これらを上手く組み合わせて、お客様にご満足頂ける環境音を追求していきたいと思います。

今後とも、㈱Studio10 をよろしくお願い致します!!

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